確定申告による所得税など税金の5つの支払い方法についてざっくり記載します。
目次
確定申告による所得税の支払い
確定申告書を提出し、納付する所得税(復興特別所得税を含む)がある人は、確定申告書の提出期限までに、その納付すべき所得税を次の方法で納付することになります。
- 現金で一括納付
- 預貯金口座から振替納税
- 延納による納付
- クレジットカードで納付
- インターネットバンキング、ダイレクト納付による電子納税
確定申告の税金の支払い方法1|現金で一括納付
毎年の申告期限までに現金で一括払いが基本となります。
確定申告の税金の支払い方法2|預貯金口座からの振替納税
納税者本人の預貯金口座から振替納税をする人は、確定申告書の提出期限までに、
「預貯金口座振替依頼書」を税務署または口座振替を利用する銀行等に提出する必要があります。
振替納税による所得税の納付日は、4月中旬頃になります。
ただし、振替日に残高不足などで所得税を納税できなかったときは、
本来の法定納期限(確定申告書の提出期限)の翌日から、実際に納付するまでの期間に対し延滞税を合わせて納付することとなります。
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確定申告の税金の支払い方法3|延納による納付
延納により所得税を納付する人は、確定申告書に一定の事項を記載したときは、次のとおりになります。
- 確定申告書の法定納期限(確定申告書の提出日)
※振替納税を利用しているときは、振替日
確定申告により納付すべき所得税の1/2以上を納付する。 - 5月下旬に以下の金額を納付することとなります。
- 確定申告により納付すべき所得税-①で納付した所得税
- 延納期間中の期間は年1.6%の利子税
確定申告の税金の支払い方法4|クレジットカードによる納付
クレジットカードにより納付する人は「国税クレジットカードお支払いサイト」より手続きをする必要があります。
また、クレジットカードによる納付の主な特徴は次のとおりです。
- 納付手続き完了日=納付日となる
- 領収書が発行されない
- 納付税額に応じた決済手数料が取られる
など
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確定申告の税金の支払い方法5|インターネットバンキングなどによる電子納税
電子納税を利用する人は、次のいずれかの方法により電子納税をすることとなります。
- インターネットバンキング等
「登録方式」または「入力方式」により納税手続きをすることとなります。- 登録方式の主な特徴
e-Tax等で電子申告または納付情報登録をした後に、登録などした納付情報に納区分番号を取得して
電子納税を行います。 - 入力方式の主な特徴
e-Taxに納付情報データの登録を行わず、納税者が納付目的コードを作成して電子納税を
行います。
- 登録方式の主な特徴
- ダイレクト納税
事前に税務署に「ダイレクト納付利用届書」を提出する必要があります。
e-Taxで電子申告または納付情報登録をした後に、
届出をした預貯金口座から振替により、
「即時」または「期日を指定」して納付することができます。
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